[書き方]どのくらい書けばいいの?→適切な文字数を弾き出す方法

[書き方]どのくらい書けばいいの?→適切な文字数を弾き出す方法

言葉普段、文字数はあまり意識しないですよね。ブログやサイト、レポートなどを書こうとしたときに初めて「どれくらい書けばいいの?」と迷うかもしれません。きっかり「何文字で!」という決まりはありませんが、自分にとって適切な量はどのくらいか、目安を知る方法はあります。

■ 自分が見やすい、好みのレイアウトを参考にする

ブログを書こうとするならブログ、企業サイトを作りたいなら企業サイトをたくさん巡ってみてください。

世の中には無数のレイアウトがあります。同じ画面でも設定を変えて文字を大きくしたり、行間を広くしたり、あえて文字をたくさん詰め込むスタイルのところもあります。第一印象で「デザインが整っているな」とか「きれいだな」と思ったところをチェックしておいてください。

その中で、自分がこれから書こうとしている面積と一番近いスペースで書いているところはどこでしたか? ブログの1記事、事業案内の1項目、プロフィール、読ませるコラム、お店の紹介文、内容によって最適な面積が違います。

これをイチから自分で割り出すのは難しい。もうすでにサイトや紙媒体で「きれいに」実現している人がいるなら、その配分を参考にするほうが確実です。そのときのアンテナは「私が読みやすいと感じるかどうか」で十分。顧客目線で容赦なくジャッジして、自分がよいと思ったサイトやページをピックアップしてください。

そのサイトの1記事(または1項目)は何文字で構成されていますか? 面倒ですが、これを数えてマネをするのが「読みやすい分量」で書くコツです。

文字数は、コピーして自分のWordに貼り付けて、ソフトの文字数カウントを利用するとすぐにわかります。うちはMacでWordを使っています。

スクリーンショット(2013-05-15 21.56.07)

ファイルの下に表示されている数字も同じように参考になります。…107字って意外と内容が入ります。

スクリーンショット(2013-05-15 21.57.10)

■ 弾き出した文字数になるべく近い分量で書く

ここから自分との闘いです(笑)

参考にしたいサイトが460字で1記事を構成していたなら、これから自分が書こうとする記事も460字に近づけてください。

よくありがちなのが「いや、この内容も入れたいから」とどんどん文字数がふくらんでしまうこと。涙を飲んで文字数の制限は守ってみてください。何かを入れたくなったら何かを抜いて、決めた文字数に収まるように努めてください。

やりやすいのは少し多めに書いて後から削っていく方法です。ムダな言葉がなくなると意味が通りやすくなり、削るのが楽しくなってきます。

■ おまけ

以前、仕事で「この記事は何文字書けばいいんですか」と質問したところ、両手の親指と人差し指で四角い枠を作って「これくらいで」と言われたことがありました…。

もう少し正確にいうと大体5cm×6cmほどの面積です。

もし1文字が1mm角のフォント(字体)を使えばその中に1000字くらい入るかもしれません。詰め込もうと思えばいくらでも入ります。でも誰も読めません。

年配の人に配慮しなければいけない媒体なら、新聞よりも一回り大きな文字で組むべきかもしれません。それだと枠内に200字は難しそうです。

余白を大事にするデザインで紙面を組んでいたら、1行の文字数は多くても行数が少なめで、年配向けのレイアウトより文字数が減る可能性があります。

主に編集作業をする人が上記のような条件とレイアウトを踏まえた上で「最適な文字数は何文字か」を決め、ライターが文字数に合わせて起承転結がある文章を作成します。当然のように1000字と200字とでは伝えられる情報の質と量が変わります。なので、書き始める前に「分量のゴールはどこだ」と必ず意識するし、確認します。

この「最適ってどのくらい?」という目安は、プロのように厳密でなければ「自分が好きなスタイル」というのが確実だと思います。人によっては行間がゆったりしたレイアウトが好きかもしれない。大きく太字を多用する記事が見やすいと思う人がいるかもしれない。

まずは好きな人のスタイルをマネてみてください。マネると、そのレイアウトが好きな人たちが集まってくれます。

■ おまけ2

読んでいる本の1ページに何文字入っているのか、数えてみると面白いですよ。「1、2、3、4…」と1行の文字を数え、ページの行数をかけます。

昔の文庫本は行間が狭くて文字がギッシリつまっている感じですが、最近になるほど1文字が大きくなってページ内の情報量も減っています。

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