ホーム > 読んだ本のレビュー > ◆『「独裁者」との交渉術』明石康 レビュー

◆『「独裁者」との交渉術』明石康 レビュー

[`yahoo` not found]
[`livedoor` not found]
Facebook にシェア
[`evernote` not found]

丘村@15分早く帰れる仕事術です。→ノウハウ一覧
親から借りて、ちびりちびり読んでいたのがやっと読み終わりました。この本からは3つのポイントを掴むことができます。
●明石康さんの「交渉術」
●この本をまとめた木村元彦さんの「インタビュー術」
●…で、国連は紛争地域でどんなことをしてるの?
明石康さんは国連事務総長特別代表などを歴任した外交や国際紛争のエキスパート。1957年に日本人初の国連職員となったあと、いろんなニュースで名前を見かける方です。
カンボジアやボスニアの紛争地域に国連として出かけて、そのボスたちの要求を聞きつつ、着地点を見つけて紛争を収めていく仕事で成果を上げています。
何せ、国を背負って命を失っても構わないような考え方の人、そして国民が「カリスマ」と崇めるようなトップとサシで話をして納得してもらわなければいけない。知識だけでなく、人心掌握術や人柄、国連としての戦略も総動員です。

どうやったらそんな仕事が成し遂げられるのか。どんな切り口から攻めていくのか。

ノンフィクション作家の木村元彦さんが聞き手になって、一問一答式で構成されています。聞き手の木村さんも相当な国際紛争に関する知識と背景を準備してからインタビューしているのがわかります。
明石さんと木村さん、どちらの話ももちろん興味深かったのですが。
私にとって一番の「へええ」は国連の仕事でした。明石さんの仕事を追っていくと同時にそれが「国連の仕事」なのですが、「日本ではちょろっとしか触れられない数行のニュースの後ろでそんなことになっているのか」と。
中立的な立場で動かなければ行けないのに、安保理やら多国籍軍の一部の国に配慮しなければいけないことが発生したり。「国際連合」だけあって、一枚岩ではないんですね。そこまで考えて道を作らないといけない。
交渉相手にしても、複雑な国の成り立ちのせいで、いろんな民族のそれぞれの歴史を踏まえなければ進まなかったり。
明石さんの具体的な事例が出尽くした後に、いわゆる汎用性がある「交渉術」が語られます。でもこの順番でよかった。ただのテクニックではなく、経験から導かれたものとして説得力を持ちます。
また、世界・国・歴史を動かしているトップたちと膝をつき合わせられる人の能力の高さと、にじみ出る教養の深さにも感激する一冊。
「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)
「独裁者」との交渉術 (集英社新書 525A)
★このブログの
仕事術をまとめたPDFをダウンロードできます。
----------—
就職ブログランキング
仕事術ランキング
人気ブログランキングに参加中!

Facebookでコメント

comments

Powered by Facebook Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

カテゴリー: 読んだ本のレビュー   パーマリンク